個人的な意見ですが、「ジャイアントキリング」をすることより、「ジャイアントになり、キリングされる」ことを僕は目指しています。その過程のなかで「ジャイアントキリングする」ことになると思いますが。
例えば、地方大会ベスト16~8の実力のチームと甲子園レベルのチームが戦ったとき、10回戦って2~3回ぐらいは甲子園レベルのチームは負ける確率があります。もっと少ないかもしれませんし、もっと多いかもしれませんが、なんとなくの経験論です。
どれだけ選手が集まっていても、選手の能力だけで決まらないのが野球なので、「たまたま相手がミスをし、こちらがミスをしなかった」ことで勝つことがあります。実力差があっても勝敗が逆転するわけです。これは高校野球は特に起こります。
かつ、どれだけチームが仕上がっていて、「きっと上位進出できる!」と思っていても一回戦でノーシードの強豪と当たる可能性があるわけです。「高校野球」に限定すれば、「運ゲー」の様子があり得るのです。僕は高校野球の現場にいて、そんな「運ゲー」要素で満たされていることに辟易していました。
「抽選会は大事だけど、抽選会を気にしないくらい強くなるべきでは?」といつも思っていました。ベスト16~8のチームであれば、数年に1回は「ジャイアントキリング」はやっていると思います。そのなかに沢山の細部にわたる工夫と情熱があるのは重々承知ですが、僕は数年に一回相手がミスをする巡りを待つより、毎年がっぷり四つで組み合いたいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿