2018年5月25日金曜日

個人情報について(プライバシーポリシー)

【注】このブログでは、主にブログ主の事柄について書くことはありますが、その他収集した情報などについて、公表したり悪用することはありません。個人情報を厳格に守り、個人のプライバシーは尊重します。

2018年5月22日火曜日

バッティングと「目」の話

バッティングのことを考えると、物理的に考えることが増えてきました。「道具を道具で打つ」というものは、ボールもバットも地球の力に依存している以上離れられないようですね。どちらかといえばピッチングは内力(体の力・筋力など)に関係が深いようですが、バッティングは外力(重力や地面反力・空気抵抗など)といった地球の力と関係することが多いと感じます。

さて、投げられたボールをバッターは打つわけです。
そこで私達が情報を受容するのは、になりますね。そのときどんな動きをしているか、を少し調べました。


・打撃において必要な 目 の能力
眼球運動が最も重要である、と研究されています。簡単には適切に目を動かすこと、ですね。そこにもポイントが2つあります。

 滑動性眼球運動
 衝動性眼球運動(サッケード)

の2つです。
 
 活動性眼球運動は、目で動いている物体を追いかける運動

 衝動性眼球運動は、見ようとする対象物に素早く目を向け、網膜の中心で物体を捕らえる運動


になります。

投げられたボールを探すのは衝動性で、そのボールを追いかけるのは滑動性の運動なんですね。





参考:科学する野球 ベースボール・マガジン社

2018年5月21日月曜日

野球におけるイップスの治し方

このページにくる方は、おそらくイップスでお困りの方がいらっしゃるのだと思います。イップスは非常に奥深いものでして、本来であれば体の身体機能の面・脳科学的な面の双方からアプローチをかける必要があるんですね。しかし今回は簡単に、発生原因と簡易的な改善策を考えてみたいと思います。


・発生原因
私はイップスを根本的には「身体動作の機能不全」だと考えています。単純には、「正しい動作を行えてない」という点です。その動作が行えないから暴投をする、怒られる。そして萎縮する。実はこれ、「ニワトリと卵」と同じで、どちらからも発生する場合があります。


 上手く投げられない→怒られる→萎縮する→上手く投げられない→怒られる→萎縮する・・・・・・・


の連鎖です。萎縮しているときの投げ方を何度も繰り返すことによって、小脳がそのように運動を記憶してしまいます。普通に投げられていればいいのですが、極度の緊張状態や「ちゃんと投げなきゃ」と思うことによって人間の体はうまく動かなくなります。


・簡易的な改善策
私が知っているオススメドリルが2つあります。ひとつはどこにも掲載されていないのと、教えるのが非常に難しいので1つだけ紹介したいと思います。

「真上投げ」です。以前大谷翔平投手も紹介していました。


この真上投げで大切なことは、「腕を振ること」ではありません。
「腕を(肘を)回転させること」です。

厳密には「前腕の回外→回内動作」と「肩甲骨の外旋→内旋」が必要です。それを引き出しやすいのが、真上投げなんですね。お困りの方、是非どうぞ。




2018年5月20日日曜日

『ベースボールの物理学』

打球速度に関する記事を書こうと思ったのですが、うまく書けなかったので『ベースボールの物理学』という本を買いました。


『ベースボールの物理学』紀伊國屋書店 ロバート・アデア著 1996年


非常に興味深い研究がたくさんありました。さっと読んでも、バッティングの項目は多いですね。「バッティングは物理学」といっても差し支えないような気がします。


色々ポイントがあるにせよ、大事なことを拾っておきます。

・手や手首はバットのエネルギーにはほとんど貢献しない
 →並進と回転(脚で打つ、はあながち間違いではない)
・バットへのエネルギー伝達の面から、丈夫な腕が必要
・飛距離とスイングスピードは関係がある 
  (122M飛ばすには124キロのスイングスピードが必要)
・オーバーフェンスには35度近くで打ち出す
  →プレートを通過するボールを10度ぐらいやや下向きの角度で打ち出す
・バットの重さも関係している(軽さやスイングスピードなど)


こんなところになります。
また続きは後日。

2018年5月17日木曜日

「お前のことを思っている」という言葉はなんかズルい

「お前のことを思っている」という言葉 はなんかズルい

指導を受ける側の姿勢については、「相手の話をよくきけ!」や「お前のことを思っているんだぞ!」などと言われ、意見を受けれいることを強要される節があります。この「お前のことを思っているんだぞ!」という言葉は、まことにその通りでありますし、たしかに相手を思って指導者は指導をしています。


しかし私は「お前のためを思っている」という言葉に違和感を覚えます。本当のその選手のためを思っているならば、本当に役に立つアドバイスをするでしょうし、指導者はもっともっと勉強するはずです。なぜなら「お前のためを思っている」からです。

実態はどうでしょうか?

本来コミュニケーションは相互的なものです。情報の発信者と受容者がいて、それぞれがいないと成立しません。指導者という生き物は教えたい生き物なので、どんどん選手にアプローチをかけていきます。それ自体が間違っているとは思いませんが、必ずしも相手が需要できるかわからないわけです。

たとえば、携帯電話で一方の電波が悪ければ、言葉は聞き取りにくくなりますね。一方の携帯電話のスペックそのものが低ければ、いくらメールやデータを送ってもそれを受容するにも時間がかかります。それは選手にも同じことが言えます。

お腹が空いていないときに、ご飯は食べられません。必要であれば口を開くはずです。その口が開くように環境づくりをしてやるのも、指導者の役割のひとつだと思います。試合をする、競争をする。そのなかで自分の不足を感じ、または成功し、もっと上手くなりたいと願う。そのような状況になれば、自然と口を開けるはずです。そのときはじめて、餌をあげればいいのです。

 

2018年5月16日水曜日

ピッチングで大事なこと①

・ピッチングで大事なこと
 
 野球は何をするにもピッチャーが大事です。「試合の8割は投手が決める」というほどですから、試合の勝ち負けに関わるのは投手のようです。しかしプロ野球を見ていても、投手が余っているという状況はなく、どこも良い投手を求めています。戦力が足りているということは、あまりないわけですね。

 どんなステージの投手でも、投手に求められることは決まっています。


 ・ストライクを取れること
 ・ある程度のスピードがあること
 ・変化球が投げられること
 ・ゲームを成立させることができること

 これが必須項目になります。そしてそれが、ステージによって求められることが高くなっていきます。
 
 スピード の観点で、高校生で考えれば
         地方大会ベスト8レベルまで 常時125〜130キロ MAX140キロ
         甲子園出場レベル 常時130〜  MAX145〜
         プロレベル    常時135〜  MAX150前後
 といった具合でしょうか。
 金属バットを使っているため、甲子園レベルではそれなりの球速を求められます。 
 これが大学生になると木製になるため、高校で輝かなかった投手が結果を残す場合があります。それだけ金属バットが打撃を容易にしているということですね。

 ステージによって求められることが変わります。



2018年5月15日火曜日

<検討中>打球飛距離と打球速度を伸ばすために必要なこと

<検討中>打球飛距離と打球速度を伸ばすために必要なこと

打撃で大切なのはスイングスピードとコンタクト能力(コンタクトの方法)

体に関する事柄(動作・フィジカル要素)
物理学的に関する事柄(バットの使い方、ボールとバットの衝突点・角度・速度)
 →この両面からスイングスピードとコンタクト能力を検討する

・動作
 メカニズムを改善する
  軸足と踏み込み脚の動作改善(プッシュ&ブロック)
  骨盤の回旋
  捻転差、セパレーション、上下分離
  体幹部の強度、ひねり、腹筋を固める
  肩甲骨の回転
  肩甲骨→肘→手首の連鎖
  トップハンドのとボトムハンドの使い方
  慣性モーメント 
  最下点と最適打撃点
 打撃と眼球・利き目や視力など
 
・フィジカル
 鍛えるべき部位
 飛距離とBIG3
 飛距離とクイックリフト
 

2018年5月14日月曜日

ピタゴラス勝率と打撃


野球は複雑なスポーツです。要素が多いため、何が勝利に結びつくかが判断しにくいスポーツでもあります。測定できる数値ですべて上位に入れば、もちろん勝利する確率が高くなります。しかしそんなうまい話はない、と。だったら、どうやってチームを強くすればいいのだ?という話になりますね。セイバーメトリクスやデータをいじっている方々は、ある数値を見るそうです。



それが、ピタゴラス勝率です。
本題はここではないので、簡単に説明。
ピタゴラス勝率 = (得点の2乗) ÷ {(得点の2乗)+(失点の2乗)}
 ※引用元「full-count」 https://full-count.jp/2017/01/22/post55714/
 

得点と失点 の数値を計算すれば勝率がでますよ、ということになります。
とすると、大事なのは「得点すること」ですね。今日はここに話を絞ります。



 得点するためにはどうしたらいいのでしょうか?
・ホームランを打つ(ある一定以上の角度と飛距離)
・3アウトとられるまえにホームベースを踏む
  
 これだけです。
 
 では、どうやってこれを実現しますか?とりあえずざっくり考えてみました

 遠くに飛ばす
 高い打球を打つ
 相手がいないところに打つ
 相手がとれない打球を打つ
 足を速くする
 相手に気づかれないように塁を進む
 アウトと引き換えにランナーを進める

 つまりバッターの時に点が入るのは、飛ばすしかありません。もしくは他のランナーがいれば、相手がいないところに打てば点が入ります。出塁することができれば、ランナーとして得点することができます。

 いずれにせよ”ランナーがいれば””ランナーになれば”という条件がついてしまうわけですね。ランナーがでなければ点が入らない。

 そうでなくとも点が入る場合があります。それは”ホームランを打つこと”です。
 ランナーは出塁できない場合があります。しかしバッターは必ず3打席は順番がまわってきます。等しくまわってくる機会に、自分が3回ホームランを打てばいい(しかも3回ホームランを打ったら4打席目が来ます)。
これが確実に点が入る作戦です。

参考:『Dreams』対常陽高校戦

 
 少なくともホームランを打つには100mほどの飛距離とある程度の角度が必要になります。
 飛距離を出すためには、打球速度が必要です。次回は「打球速度」について考えてみようと思います。


  

2018年5月13日日曜日

野球をプレイする上で大事だと思うこと

野球は非常に複雑なスポーツです。世の中にはたくさんスポーツがありますが、私はそのなかでも複雑なスポーツだとと考えています。その理由が、

 ・道具を使うスポーツ
 ・求められる技能(動作)が多いスポーツ
 ・オープンスキルが多いスポーツ

 この3つです。

 ・道具を使うスポーツ
 例えばゴルフであれば、クラブを適切に動かすことが求められます。サッカー・バスケであればボールを扱う能力が、テニスであればラケットでボールを打つ能力が求められます。
 テニスの場合、「ラケットでボールを扱う」ということは「道具を道具を扱う」ということになります。これが非常に難しい。

テニスは、「ラケットを使ってボールを枠の中に入れる」
     「動いているボールを、ラケットでボールを枠のなかに打ち返す」
     +αとして「相手がいないところに打つ」 
  
     道具に関するところだけで、これだけあります。テニスのサーブは世界レベルでは時速250kmを超えるようですから、道具を扱う技術がなければ戦えませんね。

 野球で使われる道具は バット・ボール・グラブ この3つです。
 「道具で道具を扱う」ので難しいことは、テニスでわかりました。
 
 野球の場合は「動いているボールをバットで枠内に打つ」
        +α「相手がいないところに打つ」

 この能力が求められます。MLBのストレートの平均は時速150kmを超えてますから、それがいかに難しいかがわかりますね。道具は変わりますが、「打たれたボールをグラブで捕球する」ことも必要な能力です。
    
  
 ・求められる技能が多い
 野球は「打つ・走る・捕る・投げる」の4技能が必須項目です。
 「走る」「投げる」という動作は、それだけで陸上の競技種目になっています。野球との論文数を比較しても桁違いで、それだけ研究が進んでいる技能(動作)になります。もちろん「打つ」「捕る」に関する論文はあります。

 ひとつの動作を突き詰めていくだけでもかなり大変なことなのに、それが4つもある
 というのが私の言いたいことです。


 ・オープンスキルが多いスポーツ
 オープンスキル:外的要因に左右される 状況下で発揮される技能
         バスケ・バレー・柔道など
  それに対し
 クローズドスキル:外的要因に左右され ない状況下で発揮される技能
         バレエ・水泳・陸上など
 
 と区別することができます。
 
 相手の動きによって変化するオープンスキル、自分の世界に入り込めるクローズドスキル、というわけです。
 

 先の4つの動作は、練習段階ではクローズドスキルで精度を高める必要があります。しかし実際は判断の伴うオープンスキルに転化させなければなりません。
実際の試合でクローズドスキル的に行うことができるのは投手だけ。それ以外は判断して瞬間的に打ち、判断しながら瞬間的に走り、判断して捕り、判断して投げることが求められます。


話をまとめましょう。
 野球は「道具で道具を扱い」「4つの動作を習得し」「判断して(瞬間的に)プレイする」ことが求められます。これだけのことをやらなければならないので、練習時間が長くなるわけです(加えてチームでの連携プレイや作戦があります)。だから一言でまとめると、「複雑」であると言えるわけです。


複雑だからこそ面白いのが野球です。その反面、勝利につながる要因が判断しずらいという側面もあります。これだけ複雑なスポーツで、どのようにして勝つのか?これを改めて考えていきたいと思います。











  

2018年5月11日金曜日

このブログの趣旨。

どうもみなさんこんにちは、T.Nといいます。なんだかわかりませんが、ブログを始めたくなったのでやってみます。昔もちょこちょこやっていたのですが、人目がないとダメなんですかね 、あまり続きませんでした。Twitterなどで他人が楽しそうに文章を書いている様子を見ると、僕もソワソワしてしまって、ついつい書きたくなってしまいます。

私の人となりを説明するのは面倒なので、追々書きたいと思います。とりあえずこのブログの趣旨から。


このブログは、完全に私の自分勝手な場所にします。
ある程度読者を想定しますが、書きたいように書かせてもらいます。公開版メモ帳的な、自分の記録用であり、意思表現ツールであり、ある意味他人へのメッセージです。ちょっと気持ち悪いことも言いますよ、もちろん。でもここはオフィシャルな場所ではないので、自分の部屋のように散らかしていきたいと思います。


主に野球の研究の整理する場所として使います。
あとは映画・本・漫画の感動を書き記しておきます。
それと考えたことやエッセイもどきみたいなことも書きます。

やっていくうちに色々見つかってくるのだと思いますんで、とりあえずはじめます。よろしくお願いします。

8月11日 東北学院vs愛工大名電

 8月11日 東北学院vs愛工大名電 5-3 東北学院〇 かんたんなまとめ:初出場の東北学院が優勝候補の名電を撃破。 140キロトリオと激戦区を勝ち抜いてきた名電だったが、東北学院伊東投手の前になかなか点を取ることができない。初出場かつ新聞記事C評価の東北学院、投打がかみ合い長打...