2018年5月21日月曜日

野球におけるイップスの治し方

このページにくる方は、おそらくイップスでお困りの方がいらっしゃるのだと思います。イップスは非常に奥深いものでして、本来であれば体の身体機能の面・脳科学的な面の双方からアプローチをかける必要があるんですね。しかし今回は簡単に、発生原因と簡易的な改善策を考えてみたいと思います。


・発生原因
私はイップスを根本的には「身体動作の機能不全」だと考えています。単純には、「正しい動作を行えてない」という点です。その動作が行えないから暴投をする、怒られる。そして萎縮する。実はこれ、「ニワトリと卵」と同じで、どちらからも発生する場合があります。


 上手く投げられない→怒られる→萎縮する→上手く投げられない→怒られる→萎縮する・・・・・・・


の連鎖です。萎縮しているときの投げ方を何度も繰り返すことによって、小脳がそのように運動を記憶してしまいます。普通に投げられていればいいのですが、極度の緊張状態や「ちゃんと投げなきゃ」と思うことによって人間の体はうまく動かなくなります。


・簡易的な改善策
私が知っているオススメドリルが2つあります。ひとつはどこにも掲載されていないのと、教えるのが非常に難しいので1つだけ紹介したいと思います。

「真上投げ」です。以前大谷翔平投手も紹介していました。


この真上投げで大切なことは、「腕を振ること」ではありません。
「腕を(肘を)回転させること」です。

厳密には「前腕の回外→回内動作」と「肩甲骨の外旋→内旋」が必要です。それを引き出しやすいのが、真上投げなんですね。お困りの方、是非どうぞ。




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