2018年9月11日火曜日

強いチームになるために。


久々にブログ更新。もう少し緩やかに書いて、毎日続けられるようにしようと思います。トピックスは野球メインですが、日記・トレーニング成果・食事・読書なども含めて、書き連ねてログとしたい所存です。


さて、我チームは秋の大会で負けてしまったので、半年間におよぶ長い冬が始まりました。歴代のなかではメンバーが揃い、最強と呼び声も高いチームでした。しかし負けるときはあっさり負けるんですよね。直接試合を観ることができませんでしたが、不本意な結果に終わったのは確かです。勝った負けたは監督の責任ともいいますが、負けは組織の負けですし、勝つためのメンバーを揃えるのはスタッフの責任です。そこに選手を揃えることができなかった我々が、思いを1つにして進むしかありません。



強いチームとはどんなチームだろう?とよく考えます。もちろん個々の能力の高さは不可欠です。そうでありますが、野球はチームスポーツで、相手と戦うスポーツです。その競技特性を考えると、「個人の結集力」は不可欠だろうと思うのです。

私はこの「個人の結集力」を、宗教の信仰心に似たようなものを感じます。信者たちは教典を読み、同じ儀式を行います。キリスト教であれば、同じように聖書を読み、同じように教会に通います。その行為を行うことで「救われる」ことができるからです。個人の差はあれど、目標は同じはずです。歴史的に見て、その結束力が大きな事件を起こす場合もありました。



さて、どうしたらその結束力が、「個人の結集力」が強くなるのか。厳しい練習は然りでしょう、かつてはその厳しい練習が、結果的に結束力を生んでいた時代がありました。それもひとつ。
私が一番大事だと思うのは、「共通言語を使うこと」だと思っています。そのチームで通用する言葉をたくさん持つこと、使用すること、同じ言葉をしゃべること。同じものを使うことは、仲間の意識が高まります。信頼関係を築くときに「オウム返し」をしたり、似ているものを持つことがありますよね。

共通言語において大切なのは2点あると思っています。
・その共通言語に意味がある(同じ方向を向いている)こと
・選手がそれを理解していること

この2つです。

チームとして目指す方向性や目標のために、共通言語を使う必要があります。
「逆方向へコンパクトに打つ」チームであれば、「最短距離で!」「ゴロアウトOK」などの言葉が一貫して使われてよいと思います(結束力が生まれるが、勝てない)。
「外野オーバーを打つ」チームであれば、「フライアウトOK」や「外野までもってけ」などの言葉が飛び交いますよね(結束力が生まれ、かつ点も入るチームになる)。
まずはじめに、「どんな野球をしたいのか」「どう戦うのか」=戦略を決め、「具体的な戦い方」=戦術を決めていきます。その戦略なしには、戦術を決めることができません。


たとえば健大高崎高校の「機動破壊」、これは戦略です。「足を使って相手を揺さぶり、波状攻撃的に大量得点を取る」ものです。実際に足を使わない場面も数多くありますが、それはすでに揺さぶりがかかっているからです。その「機動破壊」という戦い方から戦術を決めていくわけです。そこで同じ言葉を使うことで、チームで「機動破壊」を理解し、結束力が高まり、強くなる。


そう考えると、チームを強くするには「会話」なくして強くはならないと思います。選手間同士の会話、声掛けというのは必要だろうと思います。グラウンド上での「指導者ー選手」「選手ー選手」の双方向コミュニケーションをとっていくことが、まず第一歩となるのでしょう。

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