2018年12月27日木曜日

冬季練習と人数が多いチーム


Webミーティング


武田高校はWebミーティングを実施しているようです。今回の記事では、冬季練習に関する内容が公開されています。

以下引用

>冬休みの練習はフレックスタイムの導入やガッツリ1時間~2時間の睡眠タイムを
設けながらメリハリをつけ、全体練習は15時~16時ごろには必ず終了するようにしています。

朝から晩までぶっ通しで練習ではなく、
上手く休養を入れながらフレッシュな状態で練習を継続させる方法はないのか
常に考えています。


引用終了


各地で見られる冬季練習は「休養」「フレッシュ」といった言葉からかけ離れ、「徹底的に」「基礎」「追い込み」などの言葉が濫用しているように思います(現に私達のチームもそうです)。その点に関しても「フレッシュ」という言葉出てくるのは、驚きではないでしょうか?そこも私が驚いたところですが、別の観点から、高校野球の弊害を取り除く示唆を得ました。


♢高校野球は人数バランスがおかしい
ひとつ思うのは、高校野球は各校の人数比率がたいへんなことになっています。100名を超えるチームから、10人に満たないチームもあります。各高校人数集めに苦労されていることも、練習試合でよく話題になります。この人数バランスは、果たして最適化された結果なのでしょうか?投球制限をかけるまえに、入部制限を考えてもいいのではないか?そんなことを思いました。


♢人数が多いと下手になる
高校野球の問題点はこの「人数の多さ」で、施設のキャパシティとのバランスがいない現状があります。グラウンド1つに対して100名がおり、シートノックでは長蛇の列。ノックにも入らない選手は、球拾いもしくはランニング。先輩たちが抜けてようやく、少し練習ができるようになる。これって、上手になりますかね?野球人口も増えますか?高校野球の未来はありますか?という疑問を抱かざるを得ないわけです。

♢フレックスタイム
フレックスタイム:始業時間・就業時間を自分で自由に決めることができる働き方

もともとはビジネス用語ですね。社員のライフスタイルや価値観に合わせて、色んな形で働くことができます。お子さんがいるのであれば早く出社して、3・4時には帰りたいですよね。通勤ラッシュを避けたいのであれば、10時11時に出社すれば通勤ストレスを軽減することができます。


このフレックスタイム制、武田高校ではどのように使われているかわかりません。しかし、人数が多いところであれば、練習量の確保と選手の状態を良くすることにつながるはずです。

実は本校は大所帯でして、3学年で100名を超える部員がいます。もし各自が時間を少しずらして練習することができれば、短い時間でも練習量を確保することができます。フレックスを仕組みでつくるならば練習プログラムが問題になりますが、そこを乗り越えられれば、実現可能であると私は考えています。


♢ビジネスのあり方にヒントがある
いずれにせよ、高校野球はまだまだ改善の余地があります。変わらない組織であるだけに、変化の余地が残されているはずです。そしてそれに気づいている方がまだ少ない、と考えれば、先駆けてなにか結果を出すことも少し見えてくるはずです。従来のものの見方だけにとらわれず、色んな観点から、いろんな取り組みをしていきたいですね。

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