私が心の底から尊敬し、真似ても真似しつくせない、素晴らしい高校があります。綿密に構成されたその育成方法は、他校の追随を許しません。私がすごいと思っているのは、構成された育成観と、そこに至るまでの膨大な検証の数です。一過性でなく、時流に乗っかっているだけでもありません。確かに検証されたものを、ひとつずつ重ね、綿密に育成システムとして構成しています。そしてその検証や取り組むスピードが、尋常でない速さで取り組んでおられます。そしてその検証も、他校では行わないレベルで行っています。
♢イノベーター・アーリーアダプターであること
・情報が流通したときに、どれけ情報をはやくキャッチできるか
・それを咀嚼し、高いレベルで実践できるようになるか
ここの2点が重要になります。いかにはやく情報をキャッチし、それをいち早くよいものに変えて行かなければなりません。ではその「早く情報をキャッチする人」はどんな人なのか?と調べて見ると「イノベーター理論」にたどり着きました。
本文から引用:
- イノベーター(Innovators:革新者):
冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。市場全体の2.5%。 - アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用層):
流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。市場全体の13.5%。
だそうです。そう考えると、「レッドオーシャン(血で血を洗う戦い)」で戦うのではなく
「ブルーオーシン(誰もまだ飛び込んでいない海域」で戦うためには、イノベーターもしくはアーリーアダプターになることで、
有意差を発揮することができるわけです。
そう考えると、イノベーター・アーリーアダプターになり、かつ高いレベルで実践できれば、高
校野球というスカウティング偏重主義の寡占状態から脱し、新たな観点で勝負できるはず、
と考えることができるわけです。
♢情報を認識するにも知識が必要である
私はそのイノベーター・アーリーアダプターになるべく日々学びを得ているわけですが、情報を
集める際にも、知識(学問的素養)が必要なのだと痛感しています。そもそも早く情報を知ろう
と思ったら、世界中から情報を集める必要があります。なので、英語学習や基礎的な英語の知識
は、あったほうがよいのだと思います。少年野球BLOGでも指摘されています。
また、そこで求められるのが「学問的素養」です。野球においてはとくに「物理学」「解剖学」
「生理学」「栄養学」といった学問の知識があるかどうかで、情報を収集レベルが変わると感じ
ています(もっとありますけどね)。
以下の図は簡単なモデルですが、「学問基盤の下にスポーツがあり、そのなかに野球がある」と
考えておくほうが、良さそうだと思うのです。「野球は学問に包み込まれている」との観点で
す。実際は、科学でも明らかになっていないことも多いですが、学問がベースとなってスポーツ
に応用され、それが野球に限定して活用している側面が多いわけです。
ある種学問が「フィルター」となってくれて、情報の取捨選択をしてくれる役割をになってくれます。イノベーター・アーリーアダ
プターは、情報の良し悪しを判断するのは自分です。自分で意志決定をするためには、自らの知識が必要になってくるでしょう。
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