2019年1月7日月曜日

投手陣改革


我々の高校も、年明けて練習再開しております。再開から数日が経ち、寒さと疲労から動きが悪くなっている部分も散見されています。できる範囲のアプローチをかけて、技術向上に努めたいと思っています。





実は12月から投手陣の改革を行っており、「速度アッププロジェクト」勝手に命名し動き始めております。プルダウンを中心とした速度アップは以前お伝えした通りですが、球速アップにはリスクが伴います。そのリスク回避もかねて、取り組みを変えてきました。

改革の中心は、
 「Drivelineのプライオボール・ウエイテッドボールの使用・股関節の柔軟性」

この3つです。それ以外には、肩甲骨可動域ストレッチ・インナー系・身体操作系など多岐に渡ります。

まだまだ進行中ですし、これから徐々に投球練習がはじまります。速度アップを図りつつ、怪我のリスクを回避することは簡単ではありません。この数年間投手育成に尽力してきましたが、なかなか苦難の連続でした。はじめはゲームを成立させるのもやっとでしたが、年ごとに投手を増やし、ゲームを成立させ、いまや練習試合ながら完封リレーを成し遂げることもあります。

私はそこで満足せずに、もっと成功体験を持ってもらいたいと思っています。私は環境整備し、動機づけをして、観察し、助言をして、成長を見守る立場です。環境は整備は尽きることなく、動機も日々変化していきます。そこを見逃すことなく、成長を見守りたいと思っています。





巷では、投球制限が話題となっています。

少年野球ブログ「小学生も投球制限 1日70球」

新潟県高野連「球数制限」導入へ 来春県大会で、全国初


もちろん私は大賛成です。多くの投手が出場機会を得て、マウンドで躍動する。「勝敗」を決めることだけが、野球ではありません。ましてや、高校野球は教育の一貫です。勝ち負け以上の価値があるのが、高校野球の醍醐味なのだと思います。だったら、多くの選手がマウンドに立てる機会をもたせてほしいと思っています。

いずれ全国的に投球制限が実施されることだと思います。その時に、投手育成できないチームは、厳しい境遇に立たされることだと思います。投手育成は大変難しいです。チームとしても、今後の野球界としても、投手育成について頭を悩ませる時間は決して無駄にはならないと思います。

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